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【レンタル移籍者募集中!】大切なのは「この指とまれ」で多くの人が参加できること / 株式会社小国士朗事務所

代表を務める小国士朗さんは元NHKのプロデューサー。「プロフェッショナル仕事の流儀」「クローズアップ現代」「NHKスペシャル」などの情報系のドキュメンタリー番組を中心に制作し、2017年に、認知症の人がホールスタッフをつとめる「注文をまちがえる料理店」などを手がけ、話題に。
そして今年10月、がんを治せる病気にするためのプロジェクト「deleteC」を運営するNPO法人を設立予定。
そんな数々のプロジェクトを仕掛け続ける小国氏が、現在レンタル移籍者を募集しているということで、プロジェクトについてお話を伺った。

—NHK時代に“外に出て気づいた”自分の強み

Q:現在は、どんなプロジェクトを?

NHKの番組企画をはじめとする各種コンテンツのプロデュースや、ラグビーW杯やJリーグのプロモーション企画などに幅広く携わっています。また、認知症の方が働くイベント型レストラン「注文をまちがえる料理店」の運営を行いながら、がんを治せる病気にするプロジェクト「deleteC(デリートシー)」のNPO法人化も予定しています。

Q:小国さんも会社員時代に外に出た経験があるとか?

はい、僕もNHKの社員時代に電通に出向を経験しています。
その時に初めて、自分ことや会社を客観的に見ることができました。NHKってオールドメディアだと思っていたのですが、たくさんのバリューがあることに気づいて、「すげーいいじゃん、この会社!」ってなりました。
子供からお年寄りまで知っているし、公共性があることで多くの人と連携できる、これってすごいことだなと。それに、自分が当たり前にやってきたことが社外でも通用するとわかったのも大きかった。

僕は、大企業の社員は優秀だと思っています。優れた研修制度や人事制度に加えて、受け継がれた企業のDNAなど、自ずと人が育つ仕組みの中にいる。資本力もあるので、会社がリスクを背負いながら打席に立たせてもらえる環境も整っている。
でもそれは、中にいては気づきにくいことかもしれない。
だからこそ、一度外に出てみる経験がすごく大事だと思います!

—“本当に自分が見たい風景”を語れるようになる

Q:貴社にレンタル移籍すると、どんな経験ができますか?

レンタル移籍で来ていただく方には、主には「deleteC」の事業をお任せしたいと考えています。「deleteC」は、企業の商品からCancer=がんの頭文字「C」を消して、個人は「C」の消えた商品を買うことで、売上の一部ががんの治療研究に寄付するという仕組み。僕もそうですが、身近にがんの人がいても治療に貢献できないというもどかしさを持っている方も多いと思います。そこで、自分みたいに直接関わることができない人間でも参加できるプロジェクトにしたいと思い、このような仕組みにしました。

「deleteC」では事務局長 兼 プロジェクトマネージャーをお願いしたいと考えています。人事や労務、財務的な面も含め、組織をどう作っていくかという事務局長のポジションです。また、参画してくださる様々な分野の企業とともに、プロジェクトを進行していくプロジェクトマネジメントもお願いしたいので、対外的なコミュニケーションも大事になってきます。

Q:どういう成長や学びが期待できますか?

組織がこれから立ち上がるというタイミングなので、事業をどうやってスケールさせていくか、その過程に関わることができます。社会に対して大きなインパクトを与え得るプロジェクトですので、自分の事業が世の中を大きく変える、そんな瞬間に出会えるかもしれません。

また、NPO法人ということもあって、公共性や社会性がある中でビジネスを回していくセンスやマインドを磨きながら、営利企業とは違う視点で事業を見ることができると思います。

その視点が身につくことで、「企業」の中の自分ではなく、「社会」の中の自分と向き合える。それは自分が何のためにここに存在して、社会にどんな貢献をしていきたいのかという根本的なこと。自分が見たい風景、描く風景をちゃんと自分の言葉で語れるようになるのでは、と考えています。

—大切なのは「この指とまれ」で多くの人が参加できること

Q:最後に。小国さんの流儀を教えください

僕は、「テレビジョン」であるかどうかがすべての基準になっています。「テレ」とは遠くにあるもの、「ビジョン」とは映すもの。それは、誰も見たことない風景、誰も触れたことがない価値を届けるということ。当時、NHKで番組をつくっている時も、誰も知らない情報や誰も触れたことがない価値を、1カットでもいいから入れようと決めていました。辞めてからもそれは一緒。

「注文をまちがえる料理店」も、誰も見たことない風景、触れたことがない価値、それを広く届けることを前提に企画しています。「いいねいいね!」って、できるだけ多くの人が参加できるようなプロジェクトであることが、僕にとっては大事。

「この指とまれ理論」と名付けているのですが、“この指とまれ”で、とまる人が多ければ多いほどムーブメントになる、僕はこの視点をいつも持つようにしています。

みなさん、それぞれの企業や組織で、課題がありますよね。
でもその向こうには社会の課題があるはず。会社の課題の向こうにある、“社会の課題”を示さないと、この指にみんながとまってくれないし、ムーブメントは起こりません。

ですので、“社会の課題”という視点をベースに、企業の課題とコネクトして、みんなが参加できる、みんなに応援してもらえる、僕はそんなプロジェクトを仕掛けていきたいですね。

End

企業名:株式会社小国士朗事務所 / 代表取締役 小国士朗
業界:メディア・広告、コンサルティング、ソーシャル
事業内容:認知症の方が働くイベント型レストラン「注文をまちがえる料理店」、がんを治せる病気にするプロジェクト他
募集ポジション:新設立NPO法人の事務局長、プロジェクトマネージャー

詳細・お問い合わせはこちら
https://loandeal.jp/archives/7084
storyteller:小林こず恵
提供:株式会社ローンディール
https://loandeal.jp/

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