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「LoanDEAL 2020」ダイジェスト -共に挑戦し続ける仲間へ感謝を込めて-

 みなさん、こんにちは。ローンディールの小林です。ストーリーテラーとして関わり、「レンタル移籍」を通じて挑戦する人々のストーリーをお届けして早2年。おかげさまで「&LoanDEAL」の記事ももうすぐ200本になります。

 さて、今年ももう終わりですね。もう幾つ寝ると…、あっという間の2021年。みなさんにとって、2020年はどんな年でしたか? 今年はコロナによって環境変化せざるを得なかった方、心境の変化があった方など、多くの方にとって、忘れられない年になったのではないでしょうか。

 我々にとっても変化の大きい年でした。人と組織の挑戦を応援するサービスゆえ、当然、コロナによって様々な対応を余儀なくされ、あれこれトライすることも増えました。しかし、トライしたことによる気づきも多く。コロナ禍であっても、できることに邁進してきたことで得たものもあります。

 そして振り返れば、そこにはいつも、共に挑戦しつづけている仲間の存在がありました。みなさまの挑戦があってこそ、我々も前へ進むことができる、そんなことを噛み締めながら、激動の2020年の終わりを迎えています。感謝と共に、改めてこの1年の出来事を振り返ってみました。

ーオフィス引っ越しからのスタート

 2020年1月、表参道から表参道のオフィスへ引越ししました(笑)。住所は渋谷区から港区へ変わりましたが、徒歩3分くらいの距離。2019年にスタッフが一気に増え、前オフィスがぎゅうぎゅうになってしまったからです。
 
 こうして人も増え、ようやく? 会社っぽくなってきたローンディールは、「就業規則」も整えることができました。働く時間が自由、働くスタイルも自由、そして、働く場所も副業さえも自由です。そんな新しい働き方について、管井がまとめた記事がありますので、宜しければご覧ください。

ー人材育成担当者向け「研究会」が発足

 ローンディールは様々なコミュニティを運営しているのですが、2020年3月、人材育成担当者向けに、「レンタル移籍研究会」を立ち上げました。我々は「レンタル移籍」を通じて、人材開発だけではなく、個々の力を活かす”組織開発”に取り組んでいます。そこで、同研究会では、組織を活性化し、イノベーションを創出できる組織開発の方法を探っていきます。2020年1月に第1回を開催し、15社の方にお集まりいただきました。

 参加者からは「ストレートに各社のご担当の方と意見交換できる有益な時間」、「ベンチャー出向者本人の成長はもとより、その上長、そして人事・企画部門も含めたトータルでのサービス提供がありがたい」などといった、大変嬉しいお声をいただき、以降、定期的にディスカッションなどを行っています。


ーフルリモート下で「レンタル移籍」がスタート

 そして4月を迎えました。まもなくして緊急事態宣言が出ます。4月は新たにレンタル移籍を開始する方も多く、また、移籍中の方もおり、我々も様々な対応に追われることになります。結果、いきなりリモートでの移籍、そして最後までフルリモートで移籍を終える方もいました。

 それによって、いい作用もありました。フルリモートという環境下だからこそ、より自主的なコミュニケーションや行動が必要になり、力になるということ。また、コロナ禍におけるベンチャーの奮闘を間近で経験したことで、より修羅場を乗り越える強さを身につけた、などということです。
コロナ禍で奮闘した移籍者の記事を幾つかご紹介します。


ーリモートへの切り替え
オンラインでコラボセミナーも続々開催

 移籍者たちがリモートで頑張るその裏で、ローンディールのスタッフも奮闘していました。新オフィスに引っ越して約3ヶ月後の4月。緊急事態宣言を受けて、リモートワークに切り替えました。自由な働き方を推奨しているとはいえ、基本的にはオフィスや出先で仕事するスタッフが多ったため、「リモート下ではどんなやり方で会議をしたらいいのか?」「商談をどうオンラインに切り替えていったらいいのか?」「リアルコミュニティはどうする?」 など、戸惑うことも。

 しかし、4月からタイミングよく? デジタルに詳しい川井が入社。川井を筆頭に、皆でデジタルツールの活用を模索しました。その時のドタバタを記事にしています(笑)。

 それから、4月から8月にかけて、各種オンラインセミナーも積極的に開催してみました。様々な方とのコラボセミナーです。今まではリアルで行っていたため、不安もありましたが、オンラインの方が気軽に参加できるとか、仕事の合間に参加できるとか、遠方からも参加できるなどといったメリットも様々ありました。運営する側としては参加者の顔が見えない寂しさや不安もありましたが(汗)。

 たとえば、経産省の方をお呼びして、「なぜ、経済産業省は越境学習を推奨するのか」をテーマにしたセミナーや、「delete C」や「おすそわけしマスク」などを手がける、小国士朗さんとのセミナー。そして、『ヤフーの1on1』の著者・本間浩輔さんをお呼びしたセミナーなど、様々なコラボレーションが実現しました。

 その他にも、色々と試みました。開催したコラボセミナーのレポートをこちらからご覧いただけます。


ータグラインが決定 & ホームページ刷新

 夏が訪れつつある6月。熱すぎる議論の末、ようやくローンディールの「タグライン」が決まりました。合わせて、コーポレートページも刷新。ローンディールが社会に伝えたいメッセージがよりクリアになり、また、コーポレートページを通じて、より挑戦するみなさんの姿をお伝えできるようになりました。


ーローンディールは5周年を迎えました

  そして2020年7月7日。ローンディールはおかげさまで5周年を迎えました。5周年に寄せて、原田が心境を綴っています(記事はこちら)。

 毎年、周年アニバーサリーイベントをリアルな場で行っており、今年は5年という節目もあって大々的に行いたかったのですが、なくなく断念。代わりに、モレスキンでオリジナルのノートを作成し、関係者のみなさまにお渡ししました。


ー「原田の個人ノート」連載開始

そしてこの頃、ローンディール代表 原田による個人ノート「ぼくらは仕事で強くなる」もスタートしました。組織やマネジメントのこと、自分自身のキャリアについてなど、日々感じていることや取り組んだことを綴っています。週1回程度(頑張って?)更新しています。


ータブロイド紙も6号目。アニバーサリー号

また、ローンディールでは、タブロイド誌も季刊で発行しております。移籍者の記事をはじめ、レンタル移籍の現場で起こっていることを記事にして、企業の皆様にお配りしています。気づけば6号目になり、5周年を記念して、アニバーサリー号も発行しました。
→タブロイドのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。

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ー移籍者100名突破!
インフォグラフィックの公開

 2020年も後半に入った8月。おかげさまで、レンタル移籍者が100名を突破しました。導入いただいた企業は38社、レンタル移籍者を受け入れたベンチャー企業は72社です。100名突破を記念して、データをインフォグラフィックとしてまとめてみました。移籍中に週報で内省した文字数とか、「無茶振りじゃないかミッション」ランキングなどマニアックなデータも公開しております(笑)。
→ インフォグラフィックはこちらからご覧いただけます。

●ローンディールが驚いた
「それは無茶振りじゃないかミッション」ランキング

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ーコミュニティのメンバーも300人に増えました

 こうして、ありがたいことに関わる人もどんどん増えていく一方、コミュニティ運営も煩雑になりつつあります。まだまだ実験中ではありますが、様々な工夫をしながら、よりよいコミュニティづくりに挑戦しています。
コミュニティを担当している及川が今までの経緯をまとめた記事を公開していますので、よろしければご覧ください。これから、コミュニティを始める方にもおすすめです!


ー「入山章栄先生 × 移籍経験者」
オンラインイベント 開催

 イノベーションには「両利きの経営」が必要と提唱する早稲田大学大学院の入山章栄さんを迎え、“越境人材”を育てるクロスフィールズとローンディールでオンラインセミナーを共催。テーマは、「越境人材は大企業に火を灯せるのか?」。200名を超える参加者を巻き込み、これからの大企業での火の灯し方について、熱くディスカッションしました。

ー「グッドデザイン賞(カテゴリ:ビジネスモデル)」を受賞

 「レンタル移籍」(大企業人材をベンチャー企業に一時的に移籍させ育成する仕組み)が2020年度 グッドデザイン賞(カテゴリ:ビジネスモデル)を受賞いたしました。改めて、多くの皆様とのお取り組みあってのことと、痛感しております。

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「はじまりは人事の挑戦から」
人事の方へのインタビュー 本格スタート

 以前より、人事担当者の方にお話を伺う機会はあったものの、改めて、人事の方へのインタビューを積極的にスタートしました。人事の挑戦あってこそのレンタル移籍です。我々はいつも、人事担当者の方の熱い思いにジーンとさせられており、少しでも、組織や人材を思う組織の方々のメッセージをお伝えできたらと考えております。最新の記事を幾つかご紹介します。
→ バックナンバーはこちらから


ー「東大共創プログラム」の始動を発表しました

 国内の大企業とスタートアップの間でオープンイノベーションを加速させることを目的に、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社との事業提携を行うことを発表いたしました。

 本提携は、レンタル移籍のスキームを活用して、東大IPCと協力関係にある大企業が、東大IPC投資先スタートアップに一定期間人材を送るというものです。大企業人材がスタートアップの現場に入ることで事業理解が深まり、人的関係性が構築され、この人材をハブに協業や新規事業がうまれることを期待しています。


ーそして、2021年のこと


 ダイジェストでお送りしましたが、思い返せばいろいろありました。
組織としての変化もあれば、今までやってきたことが実を結んだこともあれば、新しく始めたこともあれば。ここには書ききれないこともたくさん。

 ですが、冒頭にお話ししましたとおり、やはり何をおいても、一緒に新しい未来に向かって挑戦し続ける仲間がいてこそ、です。改めて感謝申し上げると共に、2021年も一緒に挑戦していけたらと考えています。

 そして、早速の告知ですが(笑)、1月より新たな取り組みとして、WILLを発掘するワークショップを開始します。ローンディール 大川陽介が、レンタル移籍者向けに行っているワークを、企業で働く個人の方に向けて、開催します。年始まり、ぜひ、人生を加速するきっかけとしてご参加いただけると幸いです。


 最後になりますが、2021年にはレンタル移籍に次ぐ、新たなサービスもローンチいたします。ぜひ、2021年のローンディールにもご注目ください。
 共に挑戦し続ける仲間へ感謝を込めて。


Fin


【レンタル移籍とは?】

大手企業の社員が、一定期間ベンチャー企業で事業開発などの取り組みを行う、株式会社ローンディールが提供するプログラム。ベンチャー企業の現場で新しい価値を創りだす実践的な経験を通じて、イノベーションを起こせる人材・組織に変革を起こせる次世代リーダーを育成することを目的に行われている。2015年のサービス開始以降、計43社118名のレンタル移籍が行なわれている(※2020年12月1日実績)。→詳しくはこちら


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