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レンタル移籍者の挑戦を支えるための、メンターという仕組み

こんにちは、ローンディールの原田です。
今回はローンディールの事業を運営していく中でも最も重要であり、また特徴的ではないかなと思うメンターの仕組みについて、ご紹介をしたいと思います。

※現在メンターのインタビュー記事を公開中です。合わせてご覧ください。
https://andloandeal.jp/n/na46884f02156

ローンディールでは、事業に関わってくださる方々との関係性も様々です。フルタイムの社員、時短社員、副業・兼業、プロボノなど。

私たちの事業に共感してくださる皆さんと、いろいろな形で関係性を築きながら、事業に取り組んでいます。
以前にブログでもご紹介をしたように、例えばコミュニティマネジメントやイベント企画、オウンドメディア展開といった部分を担ってくれているのも兼業のメンバーだったりします。その場合はだいたいボリューム感としては週1日~くらいの業務量です。
※ 当時のブログでは、事務所もないし社員は2名と書いていましたが、今は4名になりました!事務所もできました!!

それに加えて、私たちの場合はメンターも、副業としていろいろな方にお願いしています。先日、NewsPicksさんのフューチャースキル#8 【実例】霞が関、大企業、大学。異業種大コラボ時代が来たという特集の中でも取り上げていただいたのですが、今回はそのあたりについて、少し詳しくご紹介をしてみようと思います。

ーローンディールのメンター制度とは?

「メンターとは何か」ということについて、そもそも私たちの事業内容も含めて少し説明をさせていただきますと……

・「ローンディール」は大企業の社員の方を研修としてベンチャー企業に送り込む仕組み
・研修期間中、移籍する大企業の社員の方(以下、移籍者)にはメンターがついて伴走
・伴走の目的は、対話を通じて移籍者に内省を促し、単なる経験ではなく「学び」や「教訓」言語化して蓄積すること
・具体的な伴走の方法は、週報とそれに対する返信を通じたコミュニケーションと、月に1回の対面での1on1を実施

という形になっています。
そして、このメンターをやってくださっている人たちは、私たちローンディールの社員に限らず、副業で、本当に多様な方々に担っていただいています。例えば……
・ベンチャー企業の経営者
・大企業のイントレプレナー
・大企業のマネージャー
・キャリアコンサルタントなどの人事のスペシャリスト
・ベンチャーキャピタリスト
といった感じで、全ての方を公開できないのが残念ですが、20人近くの方にメンターをお願いしています。当然、すべての方と業務委託契約を結び、情報管理にも注意をしながら実施をしています。

私の感覚として、案件を通じてメンターというタスクが発生して、その人員が必要だから業務委託でお願いしているということでは全くありません。むしろ素敵な出会いがあって、この人と何か事業を一緒にやれたら面白そうだな、でもまだ具体的なものはないな……という状態の時に、そこまで相手に負荷をかけすぎずに何かを一緒に取り組む機会として、ちょうどよいサイズ感のものが「メンター」なのです。ですから隙あらば、それ以外のことを一緒にできないかな、と狙っています(笑)。

魅力的な方にメンターをやっていただくために

それほど負荷は大きくないとはいえ、本当に忙しいみなさんにメンターをやっていただくだけでも、それはそれで大変ありがたいことですから、こちらも何かしらの価値をお届けしたいと思うわけです。現在のところ、多少なりとも価値を感じてもらえているんじゃないかなと思うのは以下の3点です。

・移籍者の挑戦を応援し、人生が変わる瞬間に立ち会う
日々のコミュニケーションや1on1を通じて、移籍者の考えやベンチャー企業の経営者のマネジメントスタイルや事業にかける想いなどを知ることができます。そして、移籍期間中に何としても成長したいと強く願う移籍者に対してどのような機会を与えるべきか、ベンチャー企業側のマネジメント層と連携しながらプロジェクトを進めていきます。個人の成長、大げさではなく「人生が変わる瞬間」に立ち会う機会というのは、本業でもなかなか立ち会えないものだと思っています。

・自分のマネジメントスタイルや考え方を、社外で発揮する
移籍者の伴走をすること自体が、メンターにとって越境学習の機会になります。自社・本業とは全く異なる環境にいる移籍者に対して、自分がどんなアドバイスをできるのか。相手にとってそれはどう響くのか。それを実践する機会を通じて、自分のメタ認知を深めていただけるのではないかと思っています。

・他の人のマネジメントスタイルやテクニックを盗める
メンターの特徴として、他のメンターが移籍者に対してどのようなアドバイスをしているかを見れるように設計しています。全く異なる業界で経験を積んできたスペシャリストの方が、移籍者の経験をどんな風に見立てているのか、落ち込んだ時にどんなアドバイスをするのか……、といったことを垣間見る機会は、自身のマネジメント手法の引き出しを増やす機会となっているのではないかと思います。

上記のような機会をご提供するので、良かったらメンターやってください!と口説くわけです。

定例のミーティングは株主総会みたいな緊張感(私にとって・・・)

もう一つ大切にしているポイントとして、なるべく積極的に情報を発信、共有していこうと考えています。

中でも大切にしているのが、メンターの方々をお招きして3か月に一度開催される定例のミーティング(「LoanDEAL SUMMIT」と呼んでいます)です。このミーティングでは、ローンディールの近況、どんな課題があるか、これから何に取り組もうとしているか……といったことを報告します。

そして、ローンディールの事業内容や方向性に関するテーマをいくつか設定し、ディスカッションをしていただきます。何かしら共通の事業について議論することでメンターの皆さん同士が仲良くなってくれることも期待していますが、個人的には、実は私のメンターになっていただいているという気がしないでもありません。

ちなみにこの「LoanDEAL SUMMIT」、最近私が一番緊張するイベントです。(メンターの皆さんに最近つまらなくなったな、と言われるのが怖くて……笑、一般的な企業における、株主説明会的な感覚でしょうか)。

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提供価値の向上、そしてコミュニティを掛け合わせていく可能性

このように仕組みを工夫したり……ということもあるわけですが、何より心ある、本当に素晴らしい方々との出会いのおかげで、移籍者に対するサポートは、はっきり言って私が一人でメンターをやっていたころとは比べ物にならないようなレベルになっていると思います(昔、私が担当していた移籍者の皆さん、ごめんなさい……)。ともあれ、こうして移籍者の皆さんにより良いサポートを提供し、移籍者の挑戦や成長をもっともっと後押ししていけるようにがんばっています。

最後に、少し余談になりますがコミュニティについて。
ローンディールではコミュニティが事業に大きな影響を与えています。
移籍者同士の関係性を深め、励ましあっていく「Salon」というコミュニティ、移籍者の上司がマネジメントスタイルを学びあう「Lab」という実践共同体、そして今回ご紹介した「SUMMIT」という第三のコミュニティが半年ほど前に生まれました。まずはそれぞれのコミュニティ内で価値向上や関係性の強化に取り組んでいくわけですが、この次の段階として、コミュニティを横断した交流……ということも妄想しています。


いろいろな立場、環境の人がもっと混ざり合っていくことで、新しい「何か」が生まれそうだな、そんな予感がひしひしと、しています。楽しそう!!

ということで、今日はメンターという仕組みについて、ご紹介をさせていただきました。あぁ、6月のサミットで、何を話そう・・・。

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「&ローンディール」編集部よりお知らせ!
【参加者募集】7月3日(水)開催
「ローンディールフォーラム2019 人材流動化の先にあるもの」

昨年5月に開催し、250名もの方にご来場いただいた「ローンディールフォーラム」を今年も開催します。今回のフォーラムでは「人材流動化の先にあるもの」と題して、レンタル移籍を経験した方々による事例紹介、大企業のマネジメント層の方々による社外経験が組織にあたえる影響についてのセッション、さらに、特別ゲストをお招きし「人材の流動化」についてのパネルディスカッションを行います。ぜひご参加をお待ちしております。

<イベント概要>
日程:2019年7月3日(水)
時間:15:00〜18:30 終了後、会場で懇親会あり。
場所:Base Q(東京ミッドタウン日比谷 6階)
費用:一般 3000円(税込)
早割 1500円(税込)※ 5/21までのお申込の場合
詳細・お申し込みはこちら → https://eventregist.com/e/loandealforum2019

↓更新情報はローンディールfacebookページでお知らせします↓

提供:株式会社ローンディール
http://loandeal.jp/

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