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社員の才能を活かしパフォーマンスを上げるために人事ができることを考えよう【人事のための対話会レポート #28】

こんにちは、ローンディールの笠間です。

今回は、9月に開催された第28回の内容を、ダイジェスト的に共有させてください。

ローンディールでは、月1回、「人事のための対話会」という場を開催しています。大企業・ベンチャー問わず、人と組織の可能性を信じ活動をされている方が集まって、特定のテーマに対して他社事例を聞いたり、それぞれの課題を共有した上で意見交換する、というものです。人事の方々の越境機会として、人事の方が安心して語り合える環境をご用意しています。(対話会を立ち上げた思いについては、こちらをご覧ください!)

社員の才能を最大限に活かし、パフォーマンスを向上させるために、人事部が果たす役割は非常に重要です。例えば、採用、配置・異動のあり方、全社公募の活用、タレントマネジメントシステムの活用、目標設定や1on1等の上司の関わり等、人事の打ち手は多岐に亘ります。

そこで、9月は「社員の才能を活かしパフォーマンスを上げるために人事ができることを考えよう」をテーマに人事の皆さんと広く対話会を開催しました。

今回は、HRTechサービスを提供する株式会社ミツカリ 表孝憲さん(代表取締役社長CEO)をお招きし、表さんが自社内でどのように自社ソリューションを活用しているのか、また社員のパフォーマンスを上げるための取り組み等について、ご紹介いただきました。

ミツカリ社の取り組み

同社では、自社ソリューションを用いて、ソーシャルタイプ(コミュニケーションの癖)を分析し、配属やメンターメンティの組合せのベース案を作ったり、離職者傾向を分析し、採用面接時の判断材料にしているそうです。

ミツカリについて

その他に、社員の才能を活かしパフォーマンスを上げるための具体的な取り組みや、表さんが大切にされていることについてお伺いをしました。

社員の才能を活かし、パフォーマンスを上げるために

・仮にローパフォーマーの社員だとしても、やる仕事(WHAT)は変えられないが、成果を出しやすいパターン(HOW)は変えられる
・HOWを自分で考える方がフィットする部下もいれば、上司からの支援があった方がよい部下もいる
・それを見立てられるミドルマネジメントの質が大事で、全社的な仕組みや制度があろうが、最終的には上司・部下の1対1の積み上げが重要
・ミツカリ社では、社会全体の適材適所を掲げているが、突き詰めると、 一人でも多くの方がワクワク働けている状態を作りたい

参加者の対話内容

上記を踏まえて、参加した約15名の皆さんと下記のような対話が生まれました。その一部をご紹介します。

・退職者へのインタビュー・データ化して今後の組織改善につなげたい
・ピープルアナリティクスで、出来ること・出来ないこと、
 才能とは、適材適所とは何かを深く考える機会になった
・従業員の分析結果を異動配置に活かす仕組があるんだと目から鱗だった
・求められる行動・求められない行動を、曖昧でなく、
 可視化することの重要性を改めて認識した

このように、社員の才能を活かしパフォーマンスを上げるために人事ができることについて、深める大変意義深い時間となりました!ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

対話会#28を終えて

ミツカリ社の表さんから赤裸々に自社の人や組織課題を語っていただきました。ミツカリ社は10~15名という規模ですが、今回の対話会を通じて、改めて規模の大小・事業フェーズに寄らず、人事の悩みや壁には共通項があると感じます。この対話会の場で皆さんの知が融合して、個社ごとに実装して、いいチーム・組織が増えたらとても嬉しいです。

今回の内容紹介は以上とさせていただきます。

ローンディールでは、越境をテーマとして、9/20-10/9にてローンディールフォーラムを実施中です。ゲストに篠田 真貴子さん(エール株式会社)、石山 恒貴さん(法政大学大学院教授)、村田製作所・野村証券の人事責任者等を招いて、「人事戦略からみた越境機会の活用」「実際の導入方法」「効果・課題」について掘り下げて議論しています。そこで、10月は「越境機会を活用した経営戦略・人事戦略の現在地」というテーマで、フォーラムでの学びを整理するとともに、実際に導入する際のリアルな悩み・課題・解決方法について皆さんと情報交換や、対話を行いたいと思います。

もし本レポートをご覧いただき、ご興味をお持ちいただいた方は、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです!


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