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大企業で働く社員が「レンタル移籍」を通じてベンチャー企業で学び、奮闘し、そして挑戦した日々の出来事をストーリーでお届けします。https://loandeal.jp

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記事一覧

【第3章 思い出した、自分の好きなこと】製薬から音楽の世界へ 〜異業界で見つけた、自分のやりたいこと〜

【第2章 あれもダメこれもダメ。「企画」って難しい!】製薬から音楽の世界へ 〜異業界で見つけた、自分のやりたいこと〜

【第1章 大鵬薬品から音楽の世界へ】製薬から音楽の世界へ 〜異業界で見つけた、自分のやりたいこと〜

【最終章 関西電力ではじまる、新たな挑戦】30歳の新人 〜入社9年目で見つけた、 本当のチャレンジスピリットとは?〜

【第3章 「マインド」が変わる時】30歳の新人 〜入社9年目で見つけた、 本当のチャレンジスピリットとは?〜

【第2章 ベンチャーで働くということ】30歳の新人 〜入社9年目で見つけた、 本当のチャレンジスピリットとは?〜

【第3章 思い出した、自分の好きなこと】製薬から音楽の世界へ 〜異業界で見つけた、自分のやりたいこと〜

<過去記事> 第1章 「大鵬薬品から音楽の世界へ」 第2章「あれもダメこれもダメ。「企画」って難しい!」 東京神田にある大鵬薬品のオフィス。 大西は自身の机でノートを広げ、黙々と何かを描いていた。 「よし……‼」 ノートに描かれていたのは、大西直筆のイラスト。 大西は移籍から戻ってきた後、企画書や資料をまとめる際、絵や図を描いて表現するようになった。 その方が伝わりやすいと、nana music での経験を通じて学んだからだ。 そして、子供の頃、絵を描くのが好きだった

【第2章 あれもダメこれもダメ。「企画」って難しい!】製薬から音楽の世界へ 〜異業界で見つけた、自分のやりたいこと〜

<過去記事> 第1章 「大鵬薬品から音楽の世界へ」 —10代の感性に触れて株式会社nana musicで働き始めて数日。 大西は、とあるリストとにらめっこをしていた。 nana musicで、大西に最初に与えられたミッションは、音楽投稿アプリ「nana」の利用ユーザーを知ること。 大西は、ユーザーアンケートのデータを見ながら、久々に触れる「今の」10代のリアルに圧倒されていた。 「nana」は、ユーザーが演奏した曲や歌を投稿し、シェア&コラボできる10代の女子がメイン

【第1章 大鵬薬品から音楽の世界へ】製薬から音楽の世界へ 〜異業界で見つけた、自分のやりたいこと〜

朝の通勤電車。 女子高生らしき2人組がスマートフォンを見ながら楽しそうに会話をしている。 隣でニュースサイトをチェックしていた大西順子(おおにしじゅんこ)は、気がついたら彼女たちの会話に耳を傾けていた。 「今の流行りはこれなのね……」 大西は半年間の「レンタル移籍」を終えて帰って来たばかり。移籍中ずっと10代女子のことを考えてきた影響か、若者を見ると観察してしまう癖がある。 (1年前は、こんなことになるなんて全然想像してなかったなぁ) 大西は、自身が勤務する大鵬薬品

【最終章 関西電力ではじまる、新たな挑戦】30歳の新人 〜入社9年目で見つけた、 本当のチャレンジスピリットとは?〜

<過去記事> 第1章 「2万人の期待を背負って、関西電力からベンチャーへ」 第2章「ベンチャーで働くということ」 第3章「「マインド」が変わる時」 —チカクを後にする日7月初旬、チカクをあとにする日がやってきた。 すっかり社員気分だった田村は、ただただ寂しさを感じていた。 誰に対しても自分から入り込んでいく人懐っこさもあって、田村は、チカク内ではすっかりムードメーカーになっていた。 「毎週水曜日はボーダーの日」 これは、田村がチカクで働く女性スタッフたちと始めた、ちょっ

【第3章 「マインド」が変わる時】30歳の新人 〜入社9年目で見つけた、 本当のチャレンジスピリットとは?〜

<過去記事> 第1章 「2万人の期待を背負って、関西電力からベンチャーへ」 第2章「ベンチャーで働くということ」 —いつの間にか指導できるレベルになっていた「起業家万博」を経て、移籍6ヶ月目に入った4月、田村に朗報が入った。 とある大手百貨店5店舗で、新たに「まごチャンネル」の取り扱いが決まり、店舗販売が開始されることになったのだ。 この案件は、モニター調査や「起業家万博」の準備を行いながらも、商談から導入まで、田村が初めてひとりで担当したものだった。 これは田村にと

【第2章 ベンチャーで働くということ】30歳の新人 〜入社9年目で見つけた、 本当のチャレンジスピリットとは?〜

<過去記事> 第1章 「2万人の期待を背負って、関西電力からベンチャーへ」 ースピードについていけない! 田村が移籍して1ヶ月が経過していた。 ツールの使い方から教えてもらうという、なんともやるせない初日を経て、相変わらず、ITリテラシーの低さが要因で、効率的に作業ができず悩ましい日々を送っている。 田村の指導役として、事業開発責任者の伊藤がいつもフォローしてくれた。商談の打ち合わせ同行からはじまり、各種ミーティングへの参加。 とにかくキャッチアップするのに必死だった。